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5wの思いつき

  ゲーム(PC)・書籍・雑記など。

冒険者達を使い潰せ「Darkest Dungeon」

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Darkest Dungeon - Release Trailer [OFFICIAL]
Darkest Dungeon on Steam


steamのサマーセールで安くなっていたので買ってみたところ思いのほか良作だったのでお勧めしたい。
ちょいと風変りなゲームシステムと、太い線のアメコミチックでダークなグラフィック。世界観にマッチしていて、ハマる人はどっぷりハマれるだろう。

日本語wikiには幾らかの和訳もあったようだが、現在は閉鎖されてしまっている。嬉しい事に、こちらの動画のでストーリの解説をされていたので、翻訳部分を載せておく。

www.nicovideo.jp


オープニングはある貴族の領主が手紙を書いているシーンから始まる。

我が一族は滅びを迎えようとしている。崖の上から沼地を見下ろす。富裕たる一族の高潔な屋敷を覚えているだろうか。私はその影に覆われし古き館で、あらゆる贅沢に満ちた堕落かつ退廃的な生涯を過ごしてきたが、やがては豪勢なものに飽きてしまった。


屋敷にまつわる逸話は数多く存在している。屋敷そのものが、「何らかの偉大にして名状しがたき者への入り口」という逸話。私は、私自身の全てをもって、過去に埋葬されし秘密を暴こうとした。一族に残ったすべての富も、頑丈な作業員や円匙に注ぎ込んだ。


そして館の礎石よりも古き底の岩窟で、我々は見つけたのだ。古代よりも古い悪に至る忌まわしき門を。


我々の足を都は古き土を乱し、腐敗しきった異形は陰から姿を現し我々を襲った。集団であった我々は数から勇気を出そうとしたが、死と狂気の世界では人間の数などに意味はなかった。

私は最後に、気を失うまで狂乱の中で独りで古き回路を駆け抜けた。


あの屋敷そのものは、爛れた傷口のような異形の怪物だ。頼む、帰ってきてくれ、後継されし、悪意を終わらせてくれ。そして、この最も暗き魔窟に貪り食らわれようとしている我らが一族に救済を。

そして手紙を書き終わった領主は頭を撃ち抜く。


プレイヤーは冒険者を集い、ダンジョンの攻略を目指していくことになる。

流れとしては、「ダンジョン攻略→町に戻って回復や装備の強化、各施設のアップグレード→またダンジョン攻略」の繰り返しである。流れとしては単純だ。

しかし、ゲームとしては難易度が高いものとなっている。一般的なRPGは冒険者が死なない(ロストしない)が本作はいともたやすく死んでいく。死んだらその冒険者はいなくなる。ロストだ。

そして、特徴的なのは、「ストレス」という概念。冒険者はダンジョン攻略でストレスを溜め込んでいく。一定以上ストレスがたまると「Afflictions(苦悩)」という状態に陥ってしまう。幾つかの種類があるが、能力が下がり、困った行動をし始める。

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恐怖に慄く冒険者

例えば、戦闘中に愚痴を言い始め、別の冒険者にストレスを与えたり。前衛なのに、「抑えきれない!」と最後衛に移動したりするのだ。別の冒険者はたまったものではない。こうなると周りにストレスをまき散らすので、芋ずる式に別の冒険者も「Afflictions(苦悩)」に陥ってしまう。おまけにストレスが最大まで上がってしまうと心臓発作を起こして死んでしまう。阿鼻叫喚である。

ストレスは町の施設を使うことで発散させることができるが、金がかかる。特に序盤は資金がないので、ストレスを発散させられない冒険者も出てくる。となると、ダンジョン攻略は難しくなる。運悪く死んでしまうことも多いわけだ。しかし、心配することなかれ、冒険者は無料で雇うことができる。

つまり、冒険者を雇ってはボロボロになるまで働かせ、資金と施設のアップグレードに使う資材を集めながらゲームを進めていくことになる。「ブラック派遣会社ゲーム」と例えられる由縁である。

そしてもう一つ、「Quirks(癖)」というものがあり、いいものも悪いものもある。ダンジョンのオブジェクトを調べると確率でついたり、ダンジョン終了後につくことがある。大抵は悪癖が付くことが多い。悪癖も多くストレスも溜り、まともに働けなくなった冒険者は、ダンジョンで朽ち果ててもらうか、即刻解雇である。もうキミ、来なくていいから。

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死体愛好症・殺人狂などの悪癖が付いた彼。どんどん壊れていく。


彼ら冒険者には15のタイプがありどれも個性的だ。それぞれ前衛向き・後衛向きなどもあり、パーティをどう組むかも考えていて楽しい。バランスが悪いと火力が不足したり、後衛に攻撃できなかったりする。
対するモンスターもおどろおどろしい奴らばかり、クトゥルフチックなモンスターも多い。(この作品自体結構な影響を受けているのだけれど)

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隊列の場所によって使えるスキルが決まっており、スキルもすべての敵に攻撃できるわけでなく、決まった位置の敵だけに使うことができる。

一軍二軍を作り、資金は死んでもかまわない冒険者で特攻する。そんなプレイスタイルだと安定する印象だった。もちろんみんな大事に育てる慈悲深いスタイルも十分可能だ。少し難しくなるが。


1プレイも短くすぐに切り上げられるのも良い。暗く血なまぐさい世界にどっぷり浸かるのも良いだろう。24ドルという気軽に買える値段なので、興味を持った人は是非プレイしてみてほしい。